旅行や出張でのフライト前、空港で過ごす時間をいかに快適にするかは大きなポイントです。インドネシア東部の玄関口であるマカッサル・スルタン・ハサヌディン国際空港に、新しく「ブルースカイ・プレミアラウンジ」が誕生しました。プライオリティパスで入室可能なこのラウンジは、広々とした空間に多彩なフード、コーヒーやジュースなどのドリンク類、そして出発ゲートまでのカート送迎サービスまで揃った、快適そのものの空間です。今回は実際に訪れた体験をご紹介します。
マカッサル空港は、近年リニューアルされた国際線ターミナルを中心に近代的なデザインで整備されています。広い吹き抜け空間には「インドネシア独立80周年」を祝うデコレーションも施され、国内外からの旅行者を迎え入れる雰囲気が漂っていました。
荷物検査の後に位置するのが今回紹介する「ブルースカイ・プレミアラウンジ」です。受付を抜けると、インドネシアらしい装飾と落ち着いた色調のインテリアが広がり、ラウンジ全体が開放感に包まれています。
このラウンジの魅力のひとつは、プライオリティパスで利用できるという点です。専用の会員カードを提示するだけでアクセス可能。195000ルピアで有料でも利用可能です。
点心(ディムサム)コーナー
ラウンジに入ると、まず目に入るのは豊富に並んだフードコーナー。一般的な軽食に加えて、温かい料理やその場で調理してくれるサービスが特徴です。
点心専用のシェフがその場で蒸したてのシュウマイや肉まんを提供してくれます。添えられるチリソースはインドネシアらしいスパイシーな風味で、旅の前の胃袋を心地よく温めてくれました。
インスタント麺コーナー
旅行者に人気の「Indomie(インドミー)」コーナーも設置。ソトミー、ミーゴレン、カレーミー、さらには「ミーインスタント・マカッサル味」まで揃っており、注文すればスタッフが目の前で茹でて仕上げてくれます。フライト前に食べる“ご当地インドミー”は、空港ラウンジならではの特別感があります。
サラダ&フルーツ&デザート
冷蔵ショーケースには、スイカやパパイヤ、メロンといったフルーツがカットされて並んでいます。さらに、野菜や卵を使ったサラダも用意され、ヘルシー志向の旅行者にも嬉しいラインナップ。
スポンジケーキやエクレア、ムースといったスイーツも充実。見た目にも華やかで、つい取りすぎてしまうほどでした。
フードに加えてドリンクも多彩です。冷蔵ショーケースにはスイカジュース、メロンジュース、オレンジジュースなどのフレッシュジュースが並び、自由に選べます。
ドリンクバーの魅力
さらに「Ippolito Coffee」との提携によるコーヒースタンドが設置されており、ラテやカプチーノなど本格的なエスプレッソメニューをバリスタが提供。空港ラウンジでここまでこだわったコーヒーが飲めるのは、コーヒー好きにはたまらないポイントです。実際にいただいたカフェラテは香り高く、フライト前のひとときを贅沢に彩ってくれました。
ラウンジ内は広く、ソファやテーブル席、半個室風のエリアまで用意されています。電源コンセントやUSBポートも豊富にあり、ビジネス利用にも便利。出張で訪れるビジネスマンにとって、ここで資料を確認したり、パソコン作業をする環境は申し分ありません。
ブルースカイ・プレミアラウンジの特筆すべきサービスは、ゲートまでのカート送迎です。搭乗開始時刻が近づくとスタッフが案内してくれ、専用のカートに乗ってゲート前まで直行。広い空港を歩かずに済むため、特に荷物が多いときに非常に助かります。
この送迎サービスは他空港のラウンジでもなかなか見られない特典で、マカッサル空港を利用する際の大きな魅力のひとつになるでしょう。
マカッサル・スルタン・ハサヌディン国際空港に新設された「ブルースカイ・プレミアラウンジ」は、プライオリティパス対応、広い空間、美味しい料理やドリンク、そしてゲートまでの送迎と、あらゆる面で快適なラウンジ体験を提供してくれます。
これまでマカッサル空港では限られたラウンジしか選択肢がありませんでしたが、ブルースカイの登場によって選択肢が広がり、空港滞在の質が大きく向上しました。旅行や出張でマカッサルを訪れる際には、ぜひ利用してみる価値があります。